Blenderでフォトリアリスティック電球
2018/10/07神は云った。「光あれ」。すると光が出来た。
そんなに簡単じゃないぞ
動機
Blender Guruさんは Blender界のやべーやつ.
まず名前からしてやべぇし.Blenderで飯を食っている マジもんのプロ.
YouTubeに いろんなチュートリアル を上げていて,いつも真似して作ってみようと思うのだが 往々にして同じようにはならない. 同じように操作してるんだけどなぁ…. たぶん使ってるBlenderのバーションが違うんだと思う. そうじゃなきゃおかしい.
こんなチュートリアルを見せられたら作るしか無い.私のクリエイター魂が 炎上した. 決して研究から逃げているわけではないのです…. 決して……….
モデリング
特にチュートリアルを参考にしていない.適当に作る.
マテリアル
素直にCycles標準をそのまま使った.
今回のポイント
レイの可視性(Ray Visibility)
例えば愚直に電球を光らせた場合,次のようになる.
アイツ暗くね?
おしえて!Guruさん!
なぜ現実世界のようなライティングにならないのでしょうか?その理由は コースティクス です.
光が水やガラスを通過すると,複雑な反射を起こして周りを照らしますよね?それがコースティクスです.同じように,フィラメントから発せられた光がガラスを通過するとき,Cyclesはコースティクスを計算し,それが悪さをしています.
ふーん, わからん. ともかくコースティクスとやらが悪さをしているらしいので切る.
オブジェクト -> Cycles設定 -> レイの可視性の中の「影」のチェックを外す.
すると
ほら,明るくなったろう. しかし コースティクスによる悪行はまだまだ続く
下の部分に注目してほしい
ガラスが落とす影にしては暗すぎる
これはマテリアルを工夫して ごまかす 乗り越える
「ライトパス」ノードの情報を使う.
「シャドウレイか?」プロパティは影のときに1,そうでないときに0になる.パストレース時に,影をトレースするレイだけ透過シェーダーに切り替える.
いいかんじ
完成
256サンプリング.i7で1枚25分くらい.
製作期間
いろんな細かい修正 があった.
final render!
— 七十 (@sititou70) 2018年10月3日
あとでブログ書きます pic.twitter.com/t7iTsFj8tD
皆さん気づきましたか? pic.twitter.com/8TFoCI2iT0
— 七十 (@sititou70) 2018年10月3日
final final render! pic.twitter.com/XQFLuHjR8U
— 七十 (@sititou70) 2018年10月3日
まだ構図が甘い.被写体深度が有効じゃない.カラコレしてない.
final final final render! pic.twitter.com/5qlQ20QJLl
— 七十 (@sititou70) 2018年10月4日
ガラスの影が濃い.実は電球の頂点に小さな穴がある.画像ではわからないかもしれないが.
final final final ... pic.twitter.com/D431F96xio
— 七十 (@sititou70) 2018年10月7日
なんだかんだで2,3日もかかった.
Blender Guruさんなら, 「光あれ」 の一言で瞬殺だと思うが.