不安だらけのリクルートインターン体験記【Recruit Internship for Specialist 2019】
2019/10/02sititou70です.私は10年前に初めてWebサイトを書き,それ以来Webフロントエンドが好きです.ある就活イベントで,リクルートの人事さんに
「ウチには フロントエンドのやべー人 いっぱい居るよ 」
とか
「 Node.jsのコラボレーター(古川さん) いるよ」
などと言われ,まだここにない出会いを感じたのでRecruit Internship for Specialist 2019に参加しました.
インターンに応募する上で,「気になる・不安な点」があるかと思います.この体験記では, インターン参加前の私が不安だったこと に, インターン参加後の私が答えます . まぎらわしいですね
これからエントリーする方の参考になればうれしいです
不安だったこと
- 応募の話
- エントリーシートはどう書こう
- 面接では何を聞かれるんだろう
- 自分はやっていけるのか
- 強い人が多そうで怖い
- 成果を出せるだろうか…
- 個人開発?チーム開発?
- インターン生の待遇
- 衣
- 食
- 住
- お給料
- インターンに行けば内定もらえるの?
- 入社後の待遇
- 社員の年収は?
- ブラック企業じゃないよね?
応募の話
🤔 エントリーシートはどう書こう
👉 まず,予定をしっかりと調整しましょう.希望する参加タームを聞かれます.1ヶ月間のインターンなので,関係各所に合意を取りましょう.研究室のボスに 「その間の進捗は?」 と聞かれた時どう答えるか,よく考えておきましょう.
👉 インターンで何がやりたいのか,しっかりと考えましょう. ATI:圧倒的当事者意識 (=主体性) を重んじるリクルート社では, 自分がやりたいこと&それを支持するエビデンス が重要です.これは 半分本当 です.自分のやりたいことを明確にしておく事は重要ですし,向こうも選考しやすいはずです.私は 「古川さんの所でJSが書きたいです!理由はJSが書きたいから!」 と書きました.
👉 情報は正確に書きましょう.私は間違えて 「Node.js歴10年」 と書きました.(本当はJS歴10年)Node.jsが作られたのが10年前なので,私には「 北海道のライアン・ダール 」という悪い異名がつき,社内に広まってしまいました.
🤔 面接では何を聞かれるんだろう
人事面接
👉 できるだけ正直に答えましょう.相手は あのリクナビ を運営する 採用ドメインのプロ です.自分を盛っても数秒後にバレます.
👉 その上で,「エンジニアをしていて 1番楽しい瞬間はいつか 」「 なぜ エンジニアをやっているのか」「 生きる 上で大切にしていることは」など, 本質的な問い が始まりました.私は 三度の飯より本質が好き なので,とても楽しく答えられました.たぶん被面接者によって,質問内容は違います. 私は自分語りができて楽しかったです .エンジニア界隈では 「クソポエム」 と一蹴されますからね
エンジニア面接
👉 口癖のように 古川さんの名前を出していたら,古川さんが面接に来てくれました. 言ってみるもんですね
👉 仮のサービスを想定し,設計をしました.モデルはどうするとか,SPA,SSR,BFFはどうするとか,どんなAPIを切るとか,プロトコルとか.
👉 マイペース・自然体を心がけましょう.私は頭の回転が遅いので,古川さんについていくために ⚡ 脳をオーバークロック ⚡ する必要がありました.また, すごい人と話している という緊張感から, アイドルの握手会に来たオタク のようになってしまいました.
余談:メンターさんたちとの面談
👉 インターンに受かった後は,メンターさんたちとの面談もあります.
👉 リクルート社のフロントエンジニアは つよつよ なので,「いじめられないかな」とか「マウントを取られたらどうしよう」などと心配していました.
👉 会ってみれば, 爽やかイケメン と 癒やし系 の社員さんたちだったので,拍子抜けでした.しかも,自己紹介で 自身のJS歴 を話した上で,「 いや〜sititou70君には,かなわないわぁ〜w 」という空気を作り出し,私が マウントを取らされる という結果となりました. イキったエントリーシートを書くんじゃなかった. 当然ですが,社員さんたちのほうが技術力は遥かに上です.
自分はやっていけるのか
🤔 強い人が多そうで怖い
👉 これはそう
👉 メンターさんたちはもちろん強いですが,私は初日のインターン生LTでビビりました
他の学生「Googleで仕事してみて〜」
— 七十 (@sititou70) September 2, 2019
他の学生「起業してるんですけど〜」
ぼく→😯
👉 たとえ「 私にはなんにもない… 」となっても,それは 伸びしろしか無い ので大丈夫です.私は劣等感を使命感に変換でき,ガンバリマスロボになれました.
🤔 成果を出せるだろうか…
👉 これはやってみないとわかりません
👉 そもそもインターンの課題自体,メンターさんたちと話し合って決めました.繰り返しますが,リクルート社は ATI を重視します.そのため, 「〜〜がしたいです!」 というと, だいたいやらせてくれます. どんな社員さんでも,最終的には 「お前は何がしたいの?」 と聞いてくるはずなので,答えを考えておきましょう.自分のやりたいことなら成果を出しやすいですよね
🤔 個人開発?チーム開発?
👉 基本的に,各インターン生はバラバラに配属され,一緒に作業することはありませんでした.しかし,社員さんたちと一緒に仕事をする機会がありました.デザイナーさんに質問したり,エンジニアさんと資料や仕様を作ったり,会議で提案したりしていました.
👉 リクルート社には,社員やパートナー,インターン生などを区別して考えない雰囲気があります.そのため,いろいろな方と関わりやすいです.ある日,社員さんに 「インターン生だったんですか? 社員さんかと思ってました 」 と言われました. 私はそんなに老いて見えますか?
👉 もちろん, 「個人開発がしたいです!」 と言えば,させてくれるはずです. 知らんけど
インターン生の待遇
🤔 衣
👉 自由です.スーツは要りません.エンジニアらしい格好で 🙆
🤔 食
👉 ランチは期待して良いです.
👉 インターン生には [コンプラ]万円 の 食費 社員との交流を目的とした予算 が出ています.ランチ代は,社員さんの分も含めて, 経費で落ちます. 何度か, 「ごちそうさまでした!」 と 社員さんに 言われました.こういった経緯もあり, インターン生はモテます.
👉 詳しくは言いませんが,寿司,うなぎ,ステーキ,コース料理などをいただきました.私は バカ舌かつ貧乏性 なので,少し 罪悪感 を感じたほどでした.
👉 私は 毎日餌付け されていたのですが,これは配属先によります.社員さんには通常の仕事があるので,ランチに毎日行くのは大変なことです.私の配属先には, 予算をできるだけ使い切って美味しいものを食べる ことに特化した方がいらっしゃったので,幸いでした. 金銭感覚がぐちゃぐちゃになった のと同時に,たくさんの社員さんとお話できたのは良い経験となりました. ごちそうさまでした
🤔 住
👉 とても快適 です.遠方の学生にはウィークリーマンションが与えられます. 遠方の学生にはウィークリーマンションが与えられます!
👉 キッチンがあり,自炊できるので食費が浮きます.
👉 私はドラム式洗濯機を初めて使ったのですが,その見事な仕上がりに大変感動したことを覚えています.テンションが上がりすぎて,洗濯物にダイブして遊んでいましたが,傍から見れば洗剤のCM だったと思います.
🤔 お給料
👉 時給2000円です 💰
🤔 インターンに行けば内定もらえるの?
👉 もらえません
👉 リクルートは経団連に入会しています .そのため,インターンシップと採用活動は完全に分けられています.就職するには,通常の選考フローを通ります.
👉 自分がリクルートに合うかどうかは,インターンを通してなんとなくわかります.
入社後の待遇
🤔 社員の年収は?
👉 具体的な数字を教えてもらえませんでした.というのも,ミッショングレード制なので, みなさんバラバラ なんだと思います.
👉 新卒時はこちらの通りです.年収427万円〜
👉 半年ごとに上司による評価があり,ミッションの設定とグレードの見直しがあります.以前のミッションを達成するとグレードが上がります.グレードは数段階あり,年収に大きく関係します.年収の伸び幅は大きいそうですが,状況によって変わってくるので,難しいところですね.
👉 それとなくメンターさんに探りを入れてみたのですが,
【例】
ぼく「このうなぎ美味しいけど高いですね. メンターさんの年収だと何回食べられるんですか? 」
→ 笑ってごまかされました
🤔 ブラック企業じゃないよね?
👉 フルフレックス制だったので,就業時間は自由でした.
👉 社員さんの給料には見なし残業がついています.また,基本的に残業を嫌う文化なので,みなさん早めに帰ります.
👉 残業代,休日出勤代は出ます.その他福利厚生も,Web系のIT企業として標準レベルだと思います
👉 大きなシステムが多いため,ウォータフォールな開発プロジェクトがありました.そのため, 冗長な会議や設計書 を目にすることがありました.他のインターン生は, バリバリのスクラム をやったらしいので,配属先によると思います.古いものと新しいものが混在しているイメージでした.
まとめ
いかがでしたか?
当初は フィジビリで 応募したインターンシップでしたが,レベルの高い方々の近くで,たくさんの刺激をもらえました.
私を支えてくださった関係者の皆様に感謝します.