Blenderで床を汚す
2019/02/16現実にある物はたいてい汚れている.しかし,CGで作った物は汚れないので,フォトリアル感が薄れてしまう.フォトリアリスティック界隈では,ホコリや手油などをわざと再現することで,より写実的な結果を得る.
したがって,前回作った床はキレイすぎるので汚す.
汚れマップ
汚れのマップは,例によってPolligon.comで無料配布されているものを使用する.
だいたいの床には,こんなかんじの跡がついている.
マテリアル
ご覧の通り
汚れマップは,カラーとラフネスに影響している.
まず,汚れは白(灰色?)っぽい.汚れは様々な色の粒子の集合体なので,全ての色が混ざり,白や灰色っぽく見える.今回は汚れマップをスクリーンモードでカラーに合成した.更に,フラネルの高いときほど汚れが目立つため,フラネル値で汚れ具合を決める.
次に,汚れはラフネスを増加させる.ピカピカに磨かれたフローリングに比べて,汚れの表面はザラザラしているためである.ラフネスマップに汚れマップをスクリーンモードで合成した.
デノイズ
Blenderにデノイズ機能があるらしいので使ってみた.
デノイズを使うことで,高サンプルした結果を擬似的に再現できる.まず,低サンプルの結果に,デフォルト設定のデノイズをかけてみる.
おお.ノイズが減ってる.しかし,デノイズをかけすぎると,細かいディテールが失われてしまう.今回のシーンはシンプルなので,そのへんの細かい部分が結構重要.そこで,今までと同じサンプル数に,うすーくデノイズをかけることにした.
こんなもんだろう
final render
こんな床で寝たい